保護猫
40年以上にわたる猫たちとの暮らしに終止符。
猫は同居人をよく見ている。ある時はわがままに、
ある時はそっと寄り添う。その絶妙な振る舞いに
気持ちを鷲掴みにされてしまう。Eテレの
「あたし、ねこ」は今も欠かさず見ている。
熱帯魚
幼稚園の夏祭りで金魚すくいで4匹の和金を
持ち帰ったことをきっかけに、一時は海水魚、
熱帯魚、金魚の水槽が並んだ。
今は熱帯魚だけになった。
グッピー、グリーンネオンテトラ、ブッシープレコ、
クラウンローチ。
彼らは人間に無関心だけれど、人間はその一挙手一... Read More
かつて訪れた地を巡るみちのく旅。
花巻、盛岡、乳頭温泉郷鶴の湯で締めくくり。
宮沢賢治記念館
科学、芸術、宗教、農と命とのかかわりを
深く見つめる賢治の息遣いを感じる展示。
それらを超えて何度見ても心震えるのは
賢治が愛用したセロと妹トシのヴァイオリン。
石川啄木記念館
石川啄木ですぐ思い浮かぶのは
不来方のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし十五の心
ほろ苦い青春の彷徨を勝手にイメージしていたが、
違いそうだ、と展示年表を見て思った。
その行動は社会のルールとそりが合わない面も
多々あったと知った。... Read More
かつて2月の雪の中、曲がり屋に宿泊した時は
冷凍庫の中かと思った。遠野ならではの営みを
紡いできた人間の強さとそれを支える文化に
触れて、生きることへの思いを新たにした思い出の地。
真冬の防寒コートを着て遠野めぐり、と意気込んでいたが、
4月末の寒波と雨に負けて博物館と物語の館のみ。
遠野市立博物館
その昔、遠野盆地は湖水だった。と書かれていた。
マルチスクリーンに映し出される遠野全景を目にすると
なるほど、と納得。が、帰宅後ネットを開くと湖水だったは
正しくないとの記述がいくつも出てきた。
博物館に掲... Read More
4月29日(月)~30日(水)、2泊3日、久しぶりの東北旅。
気温は8℃から3℃、雨、思いのほかの寒さに震えた。しかし、
出会った人、ものはとても暖かかった。
気仙沼
その方は三陸わかめ養殖生みの親、尾形亀雄さん。
不思議なご縁の始まりは気仙沼市魚市場だった。
大震災など思いもしなかった時のこと。
鮨おがた
どんな鮨屋かはリンクにお任せ。
カウンター6席を埋めた6人は夫妻、一人旅2組、
そして我ら。鮨が滋味なのは言うまでもなく、
この6人で交わした会話は忘れることはない。
鮨のうまさ... Read More
日時:2025年4月27日(日)17時開演
場所:よみうり大手町ホール
世間をにぎわす話題、時事ネタに鋭く切り込む文珍師匠に
敬服。胸のつかえを笑いに変換してしまう柔らかくも鋭い語り口。
借り物ではない自分の目線で物事を見極めたいものだと思った。
「ぴ」
ChatGPTで選挙演説の原稿を作って、〝先生〟の失言を防ごうとする
選挙参謀と先生のやり取りには笑った、笑った。
穏やかな笑顔。聴く者は安心して笑い転げる。
『私は噺家ですので、ものの見方が世の中とちょっと
違いますから。要は世間か... Read More
サントリーホールでは、いつも期待を超えた
演奏や音楽家と出会うことができる。
3月20日(水)の都響プロムナードコンサートでは
指揮者、ヴァイオリニストともにこれからを期待したい
音楽家と出会った。
【プログラム】
スタンフォード:アイルランド狂詩曲第1番ニ短調op.78
コンゴルド:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op35
アンコール;クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリーズop6
ラフマニノフ:交響的舞曲op45
期待超えその一:ベンジャミン・バイルマン
バイルマンとヴァイオリンが一体化... Read More
日時:2022年12月11日(日)13:30開演
場所:渋谷セルリアンタワー能楽堂
出演:遠藤征志 ― 作曲・ピアノ
津村禮次郎 ー 能楽師
林 望 — 作家・日本文学者
源氏物語54帖の響き
文字の源氏を音の源氏へ
「源氏物語に曲を作ることを
音楽を志す自分の軸とした」
「8年前、林望先生著作『謹訳源氏物語』に感銘を受け、
全く面識のない林先生を訪ね、
各帖に曲を作ることを願い出た」
と語ったピアニスト遠藤征志さん。
能舞台に立つ静かなその姿には
自負がにじみ出ていた。
... Read More
日時:2022年10月8日(土)14時開演
場所:一欅庵
出演:朗読 佐藤三生 阿部知代
ヴァイオリン 桂川千秋
主催・制作:なごみ会
風習に身を置く
日本独自の風習、十三夜の月見。
中秋の名月十五夜の月見と十三夜の月見、
どちらか一方を欠くと「片月見」と言って
嫌われたそう。
新暦では今年は10月8日。
その10月8日に登録有形文化財と指定されている
一欅庵で樋口一葉作「十三夜」の朗読会が開かれた。
原文朗読
美しい日本語に心身共に芯からほぐされた。
そ... Read More
日時:2022年10月8日(土)14時開演
場所:一欅庵
出演:朗読 佐藤三生 阿部知代
ヴァイオリン 桂川千秋
樹齢300年は経ている欅大木
江戸時代の風景凝縮
風景がゆがむガラス
とても薄くて頼りなげだが、ガラス越しの
景色を眺める時、その確たる存在を感じる。
憧れの猫間障子
十三夜のしつらえ
続きはこちら
↓
阿部知代・佐藤光生朗読会
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日時:2022年10月1日(土)18時~
場所:スコットホール
出演:田山輝明(比較後見法制研究所理事長)
桂右團治
落語
誕生日 桂三枝 作
こうけんしよう 桂右團治 作
時代を映す新作落語
家単位の暮らしが個人中心の暮らしに変化に伴い、
いつの間にか家族やその周辺の人間関係も変化する。
新作落語はそんな世情を笑いと共に描く。
桂右團治師匠の「こうけんしよう」は
「この頃ねえ落語」第一作目とのこと。
身の回りのことを別の目線で見るっていいね。
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