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みちのく旅その2 遠野

かつて2月の雪の中、曲がり屋に宿泊した時は 冷凍庫の中かと思った。遠野ならではの営みを 紡いできた人間の強さとそれを支える文化に 触れて、生きることへの思いを新たにした思い出の地。 真冬の防寒コートを着て遠野めぐり、と意気込んでいたが、 4月末の寒波と雨に負けて博物館と物語の館のみ。 遠野市立博物館 その昔、遠野盆地は湖水だった。と書かれていた。 マルチスクリーンに映し出される遠野全景を目にすると なるほど、と納得。が、帰宅後ネットを開くと湖水だったは 正しくないとの記述がいくつも出てきた。 博物館に掲... Read More

みちのく旅その1 気仙沼

4月29日(月)~30日(水)、2泊3日、久しぶりの東北旅。 気温は8℃から3℃、雨、思いのほかの寒さに震えた。しかし、 出会った人、ものはとても暖かかった。 気仙沼 その方は三陸わかめ養殖生みの親、尾形亀雄さん。 不思議なご縁の始まりは気仙沼市魚市場だった。 大震災など思いもしなかった時のこと。   鮨おがた どんな鮨屋かはリンクにお任せ。 カウンター6席を埋めた6人は夫妻、一人旅2組、 そして我ら。鮨が滋味なのは言うまでもなく、 この6人で交わした会話は忘れることはない。 鮨のうまさ... Read More

桂文珍大東京独演会vol.17

桂文珍大東京独演会vol.17

日時:2025年4月27日(日)17時開演 場所:よみうり大手町ホール   世間をにぎわす話題、時事ネタに鋭く切り込む文珍師匠に 敬服。胸のつかえを笑いに変換してしまう柔らかくも鋭い語り口。 借り物ではない自分の目線で物事を見極めたいものだと思った。 「ぴ」 ChatGPTで選挙演説の原稿を作って、〝先生〟の失言を防ごうとする 選挙参謀と先生のやり取りには笑った、笑った。 穏やかな笑顔。聴く者は安心して笑い転げる。 『私は噺家ですので、ものの見方が世の中とちょっと 違いますから。要は世間か... Read More

都響プロムナードコンサート

都響プロムナードコンサート

サントリーホールでは、いつも期待を超えた 演奏や音楽家と出会うことができる。 3月20日(水)の都響プロムナードコンサートでは 指揮者、ヴァイオリニストともにこれからを期待したい 音楽家と出会った。 【プログラム】 スタンフォード:アイルランド狂詩曲第1番ニ短調op.78 コンゴルド:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op35 アンコール;クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリーズop6 ラフマニノフ:交響的舞曲op45 期待超えその一:ベンジャミン・バイルマン バイルマンとヴァイオリンが一体化... Read More

遠藤征志ピアノリサイタル

遠藤征志ピアノリサイタル

日時:2022年12月11日(日)13:30開演 場所:渋谷セルリアンタワー能楽堂 出演:遠藤征志 ― 作曲・ピアノ 津村禮次郎 ー 能楽師 林  望 — 作家・日本文学者   源氏物語54帖の響き 文字の源氏を音の源氏へ   「源氏物語に曲を作ることを 音楽を志す自分の軸とした」 「8年前、林望先生著作『謹訳源氏物語』に感銘を受け、 全く面識のない林先生を訪ね、 各帖に曲を作ることを願い出た」 と語ったピアニスト遠藤征志さん。 能舞台に立つ静かなその姿には 自負がにじみ出ていた。 ... Read More

朗読二人会「十三夜」その2「朗読」

朗読二人会「十三夜」その2「朗読」

日時:2022年10月8日(土)14時開演 場所:一欅庵 出演:朗読  佐藤三生 阿部知代 ヴァイオリン  桂川千秋 主催・制作:なごみ会     風習に身を置く 日本独自の風習、十三夜の月見。 中秋の名月十五夜の月見と十三夜の月見、 どちらか一方を欠くと「片月見」と言って 嫌われたそう。 新暦では今年は10月8日。 その10月8日に登録有形文化財と指定されている 一欅庵で樋口一葉作「十三夜」の朗読会が開かれた。   原文朗読 美しい日本語に心身共に芯からほぐされた。 そ... Read More

朗読二人会「十三夜」その1「一欅庵」

朗読二人会「十三夜」その1「一欅庵」

日時:2022年10月8日(土)14時開演 場所:一欅庵 出演:朗読  佐藤三生 阿部知代 ヴァイオリン  桂川千秋   樹齢300年は経ている欅大木 江戸時代の風景凝縮 風景がゆがむガラス とても薄くて頼りなげだが、ガラス越しの 景色を眺める時、その確たる存在を感じる。   憧れの猫間障子 十三夜のしつらえ   続きはこちら ↓ 阿部知代・佐藤光生朗読会 ... Read More

らくごときょうよう@スコットホール

らくごときょうよう@スコットホール

日時:2022年10月1日(土)18時~ 場所:スコットホール 出演:田山輝明(比較後見法制研究所理事長) 桂右團治   落語 誕生日 桂三枝  作 こうけんしよう  桂右團治  作     時代を映す新作落語 家単位の暮らしが個人中心の暮らしに変化に伴い、 いつの間にか家族やその周辺の人間関係も変化する。 新作落語はそんな世情を笑いと共に描く。 桂右團治師匠の「こうけんしよう」は 「この頃ねえ落語」第一作目とのこと。 身の回りのことを別の目線で見るっていいね。 &nb... Read More

「めがね女子の会」

「めがね女子の会」

日時:2022年9月17日(土)14:00~ 場所:無何有 出演:桂右團治 神田桜子     史上4番目に強い台風14号が日本列島に近づいてきた 17日、新宿東口に出たら、そこは祭りだった。 コロナ禍以後初めて生の祭りに出会った。 並ぶ屋台をのぞく、何を買おうかと迷う楽しさを 久々に味わった。   番組 落語 三者面談 微笑亭さん太 作 講談 赤穂浪士銘々伝 源蔵婿入り赤垣の南瓜娘 落語 陸奥違い   微笑亭さん太さんに感服 登場人物は高校生の息子、その父親、そし... Read More

ヴォイストレーニングの会@巣鴨

ヴォイストレーニングの会@巣鴨

日時:2022年8月21日(日)14時開演 場所:巣鴨地域文化創造館 出演:おなかのへるヴォイストレーニングの会    木藤舞音(ピアノ) 構成・演出:石鍋多加史   日本語の「ことば」を朗読や歌で楽しむ おなかのへるヴォイストレーニングの会の 発表会が2年ぶりに開催された。 会員数は26名。最高齢は87歳と判明。 お腹から声を出す効用はサプリメントを 大きく越える、と確信。     別れのことば「さようなら」 今回のテーマは 「そうならねばならぬのなら」 これがさような... Read More