武蔵村山市民オペラ「椿姫」 

日時:2022年4月3日(日)14:00開演

場所:武蔵村山市民会館(さくらホール)大ホール

 

(写真:市民会館HPより)

 

武蔵村山市民会館はそれにしても遠かった。

渋滞がなければ車では1時間強で着くので、

近いはずだが、とても遠い印象を受けた。

 

市民のためのオペラ

武蔵村山オペラ座武蔵村山少年少女合唱団

少年少女合唱団OBの集まり「MIRAI]

が音楽家と共に出演。

武蔵村山市の芸術文化を振興を目的とした

まさに市民のためのオペラ。

ソリスト目当てに足を運んだ者が

遠いなどとクレームをつけるのはお門違い。

 

「ご挨拶」に感動

武蔵村山市音楽振興協会会長、井上ツヤ子さんのご挨拶が

胸に染みた。

「ご挨拶」は主催者の思いが語られる。

大体は早く終わらないかな、と思いながら聞く。

井上ツヤ子さんのご挨拶は出演者、関係者に向ける思いと

来場者の気持ちをつなげるものだった。

このオペラ椿姫を作り上げた者たちへの敬意と

観客をもてなそうという気持ちが伝わった。

芸術愛に感動した。

 

ソリスト

盛田麻央さん(ソプラノ)

ヴィオレッタは素晴らしい。

日本語上演の難しさを乗り越えて、

聴く者に全くストレスを感じさせない。

日本歌曲も秀逸な麻央さんならではだ。

 

高柳圭さん(テノール)

しっかりしなさいよ!と思わず言いたくなる

アルフレッドの愛、優しさ、心もとなさが実に

美しく響いてきた。

 

高柳圭さんは12月3日夢空間La Musica主催コンサート

燃える男たち(テノール、バリトン)の饗演

でもテノールの魅力を披露いただきます。

 

太田代将孝さん

オペラ椿姫ではグランヴィル医師は

最後の場面での一声。

ほんの少しの登場で印象深い余韻を

残した素敵なバリトンだった。