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公共施設利用はハードルが高い

  コンサートを企画するとき、会場選定は大きな要素であり、悩むところでもあります。 来場者が音楽を楽しむ空間としてどうか、 音響はどうか、 足の便はどうか、、、など 最近はコロナ禍もあり、 来場者が安心してコンサートを楽しめる余裕ある空間かどうか も考えなくてはなりません。   夢空間La Musicaはロゴス教会を会場の本拠地とし、 音響の良さ、触れ合うよさを前面に出し、 足の便が少し(と思いたいです)悪いことはお許しを願い、 人間交叉点としてのコンサートを開催してまいりました。 ... Read More

至高のベルカント — ベルカントを極める —

至高のベルカント — ベルカントを極める —

日時:2020年11月23日(月)19:00開演 場所:サントリーホールブルーローズ(小ホール) 出演:〈ソプラノ〉大隅知智佳子 砂川涼子 森谷真理 〈テノール〉笛田博昭 宮里直樹    〈バリトン〉小林啓倫 〈ピアノ〉藤原藍子 司会:フランコ酒井 3連休最終日、再びサントリーホールブルーローズ。 ベルカントを全身に浴びるコンサート。 コロナ禍のただなか、お客様で会場は満ちていた。 自分も足を運んでいるわけだが、こんなに集まって 大丈夫か? と思わず思ってしまう。   今まではこんなにたくさん... Read More

今日が一番若い日 — ことば&リーディング —

今日が一番若い日 日時:2020年11月22日(日)14時開演 出演:おなかのへるヴォイストレーニングの会 構成:石鍋多加史 演奏:木藤舞音(Ff) 会場:巣鴨地域文化創造館   70代、80代の方のご活躍されている会でした。 人生100年時代は自分を楽しませ、人を楽しませる 暮らしをしたいものです。   花森安治さんの「戦場(抄)」には心を打たれました。 そこに描かれる東京の惨状と朗読される方の 体験した戦争が重なり、戦争の理不尽を体の芯で 受け止めました。 浅学菲才な私は東京大空... Read More

吉江忠男バリトンリサイタル

吉江忠男バリトンリサイタル

シューベルトのバラードと名歌集 日時:2020年11月21日(土)14:00開演 場所:サントリーホール ブルーローズ 出演:吉江忠男(バリトン) 小林道夫(ピアノ) 「喉というのは、神様がひと時貸し与えてくださった究極の楽器。 横隔膜呼吸により自然の空気を吸い込み、声帯を震わせ 体全体を共鳴させて歌を奏でる。歌が自然と一体となる時、 爽快感を伴い喜びが体中に満ち溢れ、とても幸せな時となる。」   プログラムの初めに書かれている吉江忠男さんの言葉に芸術を感じました。    ... Read More

セアまり(浅野麻里)さんが開いた展覧会

セアまり(浅野麻里)さんが開いた展覧会

景絵(ひかりえ)―見えない私が見る世界― セアまり 開催期間:2020年11月12日(木)~17日(火) 開催場所:gallery路草   人との出会いは優しくも、力強い刺激を与えてくれます。 セアまり(浅野麻里)さんとは出会った瞬間に、 秒速で友達の域に入り込みました。 出会いの神様(いるのかな)に感謝の言葉をつぶやきました。   私の世界が一気に広がりました。 人間性に深みが出たのではないかと過信してしまうほど 世界が広がりました。 「障害」の捉え方が180度変わりました。 その... Read More

人間と暮らせば 猫の独白その6

あんず   真夏の一宮町(山梨県)、小学校グラウンド、 男の子たちが遊んでいた。 ふらふらと近づいたら男の子に抱き上げられた。 男の子のお母さんが猫の保護活動をしていたのはラッキーだった。 人間時間で1週間後、私はここに来た。 名前は猫の宅急便のジジになるはずだったらしいが、 お母さんが一宮から来たから「あんず」の一声で 変更されてしまった。 何事も運命のままに💖   ある時、陽差しの中で目が覚めたら エリマキトカゲになっていたわたし。 夢があるかって? 今まで夢なんて考えたこともな... Read More

ベートーヴェンハウス

2012年、6月初旬、 男声合唱交流10日間の旅におまけとしてついて行った。 ドイツ各地で合唱祭に参加したり、ホームパーティーならぬ 村総出パーティーに招かれたり、市長の歓迎挨拶があったり、 歴史を肌で感じ、ドイツ人を肌で感じ、 もう一度会いに行きたいと今も思う。 ビールと白ワインも楽しんで、気持もお腹も大満足の 旅だった。   6月初旬はホワイトアスパラ最盛期。 ホワイトアスパラがこんなに風味豊かで滋味とは 知らなかった。     ベートーヴェンハウスを訪れた。 仰々し... Read More

人間と暮らせば 猫の独白その5

もも   寒かったから車のエンジンルームにもぐりこんだ。 朝、つなぎを着た人が私を見つけた。 私は車販売店のマスコットとして働くことになった。 ようやく仕事に慣れていた頃、Mちゃんと出会った。 私はMちゃんが買った車のオプションとなって、 今に至る17年間をここで暮らしている。   サンチョが二代目であるように、 私は二代目ドルシネア・トボーソになるはずだった。 「この丸い体はドロシーじゃない、ももだ!」 お母さんのこの一声で”もも”となった。 ここで暮らすよ... Read More

朗読とチェロの一夜「よだかの星」

  「よだかの星」の朗読とチェロの演奏は 私に花巻の宮沢賢治館を思い出させました。 賢治が使用していたチェロに出会った時、賢治を実感したこと、 宇宙好きにとては宮沢賢治の宇宙観にも心惹かれたことを 映像として思い出しました。 活字の賢治ではなく、生身の賢治に出会った気分になったことを思い出しました。   場所:東京オペラシティ近江楽堂 出演:遠藤ふきこ(朗読) 伊東裕(チェロ)   遠藤ふきこさんが心底ほれ込んでいる若きチェリスト 伊東裕さんと共に開いた朗読とチェロの一夜です... Read More

人間と暮らせば 猫の独白その4

サンチョ   この家でサンチョと命名された。 正式には二代目サンチョ・パンサ。 ドロシー姉さんには偽物サンチョと呼ばれ、心外。   公園で拾われて、動物病院そしてこの家に来た。 動物病院の先生はぶっきらぼうだけど、優しかった。 先生とは僕が虹の橋を渡るまで付き合いが続いた。 あまり行きたくない場所だったが、 義理を重んじる僕は診察台の上では礼儀を忘れなかった。   お母さんは見果てぬ夢を抱えて日々前進だ!という。 見果てぬ夢ってなんだ?と思った。 大地を自由に闊歩することだ... Read More