約20年ぶりにふるさとを訪れたとき、こびとの国に迷いこんだガリバーになった感覚におそわれた。
県庁所在地の駅前は東京駅丸の内側と同じくらいのスケールと思っていたのに、幹線道路の横断歩道は渡りきるのが大変だったはずなのに、繁華街の店の構えはどれも大きいと思っていたのに、20年ぶりのそれらはどれもみな可愛いサイズに変わっていた。変わらなく大きかったのは市内を流れる一級水系河川と見上げる空だけだった。高校卒業まで暮らしていた町なので目線は今と変わらないはずなのに。なぜだろう。
想像していたより実際に行ってみたら... Read More
三年前、6月初旬、ドイツ各地で行う合唱交流10日間の旅におまけとしてついて行った。各地で合唱祭に参加したり、ホームパーティーならぬ村総出パーティーに招かれたり、歴史を肌で感じたり、もちろんビールを楽しんで、気持もお腹も大満足した旅をした。
ベートーベンハウスを訪れた。仰々しい看板もなく、見過ごしてしまいそうなたたずまい。足を踏み入れると18世紀後半の空気に体が包まれ、ベートーベンの息づかいを手にした。
数多くの曲に満ちていると実感し、レオノーレ序曲第三番が体の中に響き、かの作曲家と対話して... Read More
石の上にも何とやら・・・。とふと立ち止まり、ブログという新しい空間での交流にも仲間入り。見果てぬ夢を追いかける者、夢実現のため現実との調整に力を注ぐ者、そしてご意見番。この3人がブログの書き手。さて、さてどうなることやら。ちょっとおすまし?した初回。これからお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
?蓄音機をのぞき込むようにして首をかしげるビクターの犬。子供のころの音楽の記憶はこの犬とA・トスカニーニの写真。どういうわけかオールドパーのチョコレート色の瓶がここに加わる。クラシックという言葉も知らず... Read More