日時:2022年10月1日(土)18時~
場所:スコットホール
出演:田山輝明(比較後見法制研究所理事長)
落語
誕生日 桂三枝 作
こうけんしよう 桂右團治 作
時代を映す新作落語
家単位の暮らしが個人中心の暮らしに変化に伴い、
いつの間にか家族やその周辺の人間関係も変化する。
新作落語はそんな世情を笑いと共に描く。
桂右團治師匠の「こうけんしよう」は
「この頃ねえ落語」第一作目とのこと。
身の回りのことを別の目線で見るっていいね。
田上先生、師匠の決意を明かす
落語家を目指すと決意されていた師匠、
卒業式の服装に先生は驚かれ、
問いかけたところ、返ってきた師匠の答えに
またまた驚いた。というお二人の間だけの
出来事を披露された。
その内容はここでは省筆する。
女性が落語家になるのは生半なことではない
時代だったと、改めて師匠の歩まれた道に
思いを馳せた。
他益貢献の心を前提に
成年後見と聞くと、認知症等のため、
財産管理ができない状態の人をサポートする制度、
と捉えていた。これはとても浅い考えと分かった。
「後見」の歴史と理念について時系列に沿って聞き、
後見が含むべき範囲は人、コト共に広いと知った。
最終判断は本人が決定する
「身体的障碍者も含め、「世話」を必要とする成年者は
誰でも「世話」を利用できるようなること」
そして
「時間と労力がかかり、なかなか難しいことだが、
最終決定は本人が行うようにしたい」
という田上先生のことばが強く残った。