コンサートの楽しみは大きく分けて3つあります。
一つ目:チケットを購入した時
購入したその時からコンサートは始まっています!
ワクワクする気分はゴルフ前日は眠れない人(古い?)に共通すると思います。コンサートの場合、当日まで相当長~い間楽しめます。
二つ目:コンサート当日
言うまでもなく、ここがメインの楽しみです。席に着いた瞬間の満足感(始まってもいないのに満足感)、開演前の静かなざわつきの中でプログラムを読むのも心地よいです。
幕が開いて、少しの間、ごく個人的な感覚ですが、なぜかちょっとお尻が落ち着かない気分にはまります。そこを過ぎると至福の空間に包まれます。
三つ目:打ち上げの時間
三つ目の楽しみは外のコンサートではなく、夢空間La Musicaのお話です。
今年はコンサート全てを中止といたしましたので、打ち上げも当然ありません。新型コロナウィルスの影響が治まらないと打ち上げの実施は難しそうです。
打ち上げという言葉の語源は、平安時代まで遡ります。歌舞伎の演奏に使われる雅楽で、演奏を終える時に太鼓を打ち終えることを、打ち上げと呼んでいたそうです。平安時代の歌舞伎、雅楽と言えば、現代の宴ともいえるでしょう。その頃から、演目や演奏が終わった後に宴会をしていたという説もあるので、現代の「打ち上げ」=「宴会」といった捉え方は、古くから日本に伝わるものなのですね。(出典:調整さんwith)
夢空間La Musicaではお客様で希望される方には打ち上げにも実費で参加いただいております。
典代婁(四川料理)
陳健民さんのお弟子さんのお店です。麻婆豆腐はもちろん、どれもみな味わい深い一皿です。個人で行くとき、焼き餃子と水餃子は外せません。おこげのカレー風味中華あんかけの深くて、優しい風味は滋味で、どこか懐かしく、思わず笑顔がこぼれます。前もってこんなイメージの料理を食べたい!とリクエストすると都合がつけばそれに応えていただけます。水と同じように提供される烏龍茶の味わい深さも体に染みます。ママはドイツ歌曲を歌う合唱団に所属しており、美しいアルトです。
ピッツェリアルーナマーレ(イタリア料理)
イタリアのサルソマッジョーレ・テルメで開かれるピッツァ世界選手権で第2位を獲得したお店です。ピッツァ生地のおいしさは秀逸です。直輸入のホワイトアスパラやボルチーニ、今なら桃など季節の食材も楽しみなお店です。マスターが作るドルチェは食事をきれいに締めくくる役目を美味しく果たします。ウィークデーランチは1500円のパスタセットと1600円のピッツァセット(2020/8/20現在)。ミニサラダ、前菜、ドリンク、ドルチェ3種類付き。ピッツァやパスタは数種類の中から選べます。ビジネスランチとは一味違う時間が流れます。
打ち上げはお客様と、出演者が終わったばかりのコンサートのこと、それ以外のことなど肩の力を抜いて語り合う時間です。
美味しい食事を共にすると「芸術」とか「クラシック」が纏いがちな堅苦さが消えて、互いに打ち解け、自然と親しく会話を交わすようになり、コンサートがより身近なものになっていきます。
夢空間La Musicaの打ち上げは出演者とスタッフの慰労会ではなく、お客様も含めた交歓会の色合いが濃いです。参加者全員がリラックスして楽しんでいただけるよう工夫するのが主催者の役目です。心地よい♪と感じていただけるよう毎回心を砕いているつもりです。さて、さて、どうでしょうか。