日時:2022年2月9日(水)16:30~22:00
場所:東京文化会館大ホール
演目:フィガロの結婚
指揮:川瀬健太郎
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
今年初めての舞台鑑賞。
文化会館までの道のりがとても、とても遠い。
この感覚は初めて。
オペラと自分の間に大河が横たわっている。
感染力が強いと言われるオミクロン株におののいているからか。
手指消毒、マスク着用生活がもたらす感覚
おなじみの序曲が始まったのにワクワクしない💦
なぜだ❓
いよいよ幕が開く。
何だか冷静。
伯爵と伯爵夫人が抱き合って顔を寄せ合っている。
いいのか❓
オペラを楽しむために座っているのに、
自分の感覚が自分の楽しみを邪魔する。
宮本亜門さんの演出
えっ、舞台から外れたところが見えている。
と思ってしまったが、
舞台装置の外側も舞台の一部となって、
そこも舞台だった。
以前、新演出の二―ベルングの指輪が
完成するまでの過程を
WOWOWで見たことがある。
沢山の批判もある中で、制作者たちが出演者と共に
トライアル&エラーを繰り返し、
公演に持っていく姿に
舞台への強い意志と作品への
独自の深い解釈があると思った。
宮本亜門さん演出のオペラを鑑賞するのは
魔笛に次いでこれが2作目。
魔笛はプロジェクトマッピングが駆使されていた。
幕間で断念
最後まで鑑賞せずに席を立ったのは
初めてのこと。
新型コロナウィルスが登場して以来、
「思考のバイアス」を意識してきた。
しかし、
オミクロン株の感染力に対する恐怖は
理性を押しつぶしていた。
申し訳なさをたくさん抱えて
帰宅することとなった。