コンサート会場で堪能したいと常々思っている
エリーナ・ガランチャ。2022年、2024年そして
今回が3回目。聴き終わって、25日同じプログラムだが
それにも行きたいと切望する思いが沸き上がった。
噴水が似合う日差しの中、サントリーホール
に集う人々の期待はたぶん同じ、そしてその期待が
裏切られることは決してないことを誰もが知っている。
プログラム
アンコール
ルベルト・チャピ:サルスエラ「セベデオの娘たち」 – とらわれ人の歌「わたしが愛を捧げたあの人のことを思うたび」
ララ(チチョ... Read More
来年3月、真打昇進を控えている(はず)の談吉さん。
青梅で出会い、もっと落語家立川談吉を知りたい、
味わいたいと思って土曜日の夜、神保町の
落語カフェに行った。
談吉さんが描く人間百態にはそうだそうだと
笑いながら心の中で手を打った。笑いに
埋め尽くされる中にいることも快感だった。
予約してると木戸銭は2000円。
「ありがとうございます」と心の底から
言って帰宅の途に就いた。
【番組】
水屋の富
太郎おいせ
笠碁
わかめ漁師が助けた人魚はなんとイセエビの人魚だった。
というシュールな設定で幕を開ける噺... Read More
2000年5月に落語芸術協会女性初の真打桂右團治
となられた同じ年の12月、さらしなの里右團治噺第1回
が開かれ、今年で25年。コロナ禍で4年休止はあったものの、
今回が122回目。続ける力、続く力だ。
番組
黄金の大黒(きんのだいこく)
宇喜多秀家八丈島物語
出会いは突然に
八丈島の産品や島の自然などの話に加え、
かつて会議のため東京に来ていた八丈島町長が
このさらしなの里の右團治噺の会があることを聞いて、
前触れもなく参加されたことがあった。と噺のまくら
で紹介された。落語会終了時に花束を贈られ... Read More
大久保長安で思い浮かぶのは千人同心と甲州街道。
それもことばとして思い浮かぶだけ。地元を知る
一歩を踏み出すべく大久保長安の会主催の
「大久保石見守長安と佐渡金山」に足を運んだ。
講師は高崎経済大学名誉教授和泉清司先生。
初めて知るびっくりだらけだった。
世界遺産2つにかかわった大久保長安
世界遺産に2つかかわった人物は世界に3人いる。
ナポレオン(パリの凱旋門・フォンテブロー宮殿)
始皇帝(万里の長城・兵馬俑)
大久保長安(石見銀山・佐渡金山)
先生の口開けのお話にまずびっくり。
立ち姿が美しい先... Read More
開場前、外で待つ時間にもお楽しみがあるムジカーザ。
ホール外観を植栽とともに眺める、見合上げる。
設計者鈴木エドワード氏に語り掛けられているような気になる。
響きがよく、どこに座っても満足できる。
演奏者の息遣いが直に伝わってくるのもうれしい。
オペラ公演では和訳は壁に投影される。
「音日記」と名付けられて、毎年開かれている
作曲家上明子氏の作品を聴くコンサートに行った。
今回のプログラムは歌、サキソフォン、朗読(絵本)とピアノ。
やなせたかしさんの詩はただ読むだけでも心動かされるが、
上明子さんの手... Read More
中東を理解したいけれど、、、
新聞の解説記事を読んでも、
ネットで中東の歴史を探っても、
頭の中はハテナ雲でいっぱい。
そんな今、中東に関する市民講座案内を見つけ、
足を運んだ。
別の座標軸の存在を知る
拓殖大学准教授野村明文先生のお話で
私が抱いている中東のイメージには誤りが多いこと、
そしてなぜなの、と疑問に思うのは座標軸が違っている
からだということが明確になった。
これが分かっただけでも大収穫。
サウジアラビアに8年留学されていた先生の「生のお話」は
一つ一つ驚いたり、なるほどと思ってみたりで... Read More
“ことばと音楽が紡ぎだす世界”を共有できる機会を
作ろうと集まった3人が開くドイツ歌曲の夕べ。
「高田智士×ドイツ歌曲×高柳圭 ピアノ清水新」
の第3回。2025年5月30日(水)。
裏方を務めるのも国立音楽大学の同窓生。
学生券は1500円。3人がドイツ歌曲に込める思いが
ここにも表れている、と勝手に想像し、その心意気に共感。
第1回、よかった、よかったと応援する気持ちが先に立った。
第2回、ドイツリートを楽しんだ。そしてもっといけるぞ、と思った。
そして今回、ドイツリートの魅力を堪能し、その音楽に浸っ... Read More
立川流の落語会2回目。
この5月24日。青梅S&Dたまぐーセンターで開かれた落語会。
青梅在住の女性が満を持して開催する
「西多摩つなぐ落語会」第1回。出演は立川談吉さん。
当日の演目
小噺
つる
青菜
談吉さん曰く
「談志師匠の小噺はわはっはではなく、あとからぞわ~っとくる」
「談志師匠のものの見方は独特」
談吉さんの語る談志師匠は人間としての優しさを基盤に、
透徹した目を持っておられる方と想像した。
立川談志という落語家を初めて知った気持ちになった。
リクエストされた噺を失念。小さくだがフォ~... Read More
保護猫
40年以上にわたる猫たちとの暮らしに終止符。
猫は同居人をよく見ている。ある時はわがままに、
ある時はそっと寄り添う。その絶妙な振る舞いに
気持ちを鷲掴みにされてしまう。Eテレの
「あたし、ねこ」は今も欠かさず見ている。
熱帯魚
幼稚園の夏祭りで金魚すくいで4匹の和金を
持ち帰ったことをきっかけに、一時は海水魚、
熱帯魚、金魚の水槽が並んだ。
今は熱帯魚だけになった。
グッピー、グリーンネオンテトラ、ブッシープレコ、
クラウンローチ。
彼らは人間に無関心だけれど、人間はその一挙手一... Read More
かつて訪れた地を巡るみちのく旅。
花巻、盛岡、乳頭温泉郷鶴の湯で締めくくり。
宮沢賢治記念館
科学、芸術、宗教、農と命とのかかわりを
深く見つめる賢治の息遣いを感じる展示。
それらを超えて何度見ても心震えるのは
賢治が愛用したセロと妹トシのヴァイオリン。
石川啄木記念館
石川啄木ですぐ思い浮かぶのは
不来方のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし十五の心
ほろ苦い青春の彷徨を勝手にイメージしていたが、
違いそうだ、と展示年表を見て思った。
その行動は社会のルールとそりが合わない面も
多々あったと知った。... Read More