七代目立川談志最後の弟子

立川流の落語会2回目。

この5月24日。青梅S&Dたまぐーセンターで開かれた落語会。
青梅在住の女性が満を持して開催する
「西多摩つなぐ落語会」第1回。出演は立川談吉さん。

第1回開催を祝う酒を飲む主催者と立川談吉さん

当日の演目

談吉さん曰く
「談志師匠の小噺はわはっはではなく、あとからぞわ~っとくる」
「談志師匠のものの見方は独特」
談吉さんの語る談志師匠は人間としての優しさを基盤に、
透徹した目を持っておられる方と想像した。
立川談志という落語家を初めて知った気持ちになった。

客席からリクエストあった噺の〝所作〟をする談吉さん

リクエストされた噺を失念。小さくだがフォ~と会場から声がもれた。
噺の核心を即座に形にする技量にフォ~と感嘆の声が贈られた。

所作リクエストもう一つ。談吉さんが「通だね」とつぶやかれた。通好みの噺としか説明できないのが残念。

談吉さんは主催者を支え、お客の気持ちをつかみ、
その多様な語り口で噺に引き込んだ。
弟子の中でただ一人談志師匠の最期を看取り、
死に装束・納棺を手伝った落語家立川談吉の落語を
もっと聴いてみたいと思った。
6月14日に落語カフェで開かれる会に申し込みをした。

ちなみに1回目は20年ほど前。
友人の誘いで聴いた立川志の輔師匠。
所沢にある800人弱収容のホールの3階席。
志の輔さんの噺で日頃のうっ憤はそういうことだったのか
と思いっきり納得して、大笑いした。
会場は満席、3階席で志の輔師匠の所作の細かいところは
はわからなかったが、そんなことは全く気にならなかった。
気にならないことに驚いた。