サントリーホールでは、いつも期待を超えた
演奏や音楽家と出会うことができる。
3月20日(水)の都響プロムナードコンサートでは
指揮者、ヴァイオリニストともにこれからを期待したい
音楽家と出会った。
【プログラム】
- スタンフォード:アイルランド狂詩曲第1番ニ短調op.78
- コンゴルド:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op35
- アンコール;クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリーズop6
- ラフマニノフ:交響的舞曲op45
期待超えその一:ベンジャミン・バイルマン
バイルマンとヴァイオリンが一体化して
生み出す音楽の心地よさに身を沈めた。
その響きは力強さが心地よく、華麗かつ繊細。
ホールを満たすピアニッシモの音色に深く感動。
アンコールの演奏は超絶技巧が芸術の響きとなって
聴衆を魅了した。
期待超えその二:キリアン・ファレル
タクトと体ががよく動く指揮者というのが第一印象。
そのタクトから生まれる都響のメロディーは
美しく、鮮やか。日本デビューの演奏を聴くことができた
のは幸運だと思った。