日時:2023年11月18日(土)
14:00開演
出演:高柳圭(テノール)
小林啓倫(バリトン)
清水新(ピアノ)

左から清水新さん 高柳圭さん 小林啓倫さん
白黒装束の男性3人にドイツ歌曲が映えました。
プログラム

「遥かなる恋人に寄せて」の聴き方(楽しみ方)をわかりやすく説明する二人。
SNSがなかったベートーベンの時代は
風、雲、小川等自然の移動するものに
恋人への自分の思いを託した。
美しい曲想が青年の切なさを優しく包む。

「少年の魔法の角笛」よりの3曲の内容をお話する小林啓倫さん。
お話の際の声はとても静かでソフトな小林さん。
深く、力強い歌声とのギャップに惹かれます。

「死せる鼓手」で下手過ぎる演奏と思うかもしれない箇所も曲の内、と清水さんからのアピール。
現在の世界情勢と重なり合い、
切なくもあり、平和は宝と思う3曲です。
画家の愛と絶望を存分に味わえた甘く、
柔らかな高柳圭さんの演唱でした。

ドン・カルロより「終わりの日は来た~私は死ぬ」
「心に響くというより心に触れた瞬間を
体感した」との感想が寄せられました。

「ドン・カルロ」より友情の二重唱。

雰囲気をがらりと変えてカンツォーネ
会場もノリノリでした。

アンコール「小さな空」

電子オルガンの響きが「小さな空」の切なさ、懐かしさを引き立てる。
清水新さんのピアノにもたくさんの賛辞が
寄せられました。
またこの3名のコンサートを聴きたいとの
声をたくさんいただきました。来年も企画する予定です。