日時:2021年12月11日(土)15時開演
場所:ヴィ・マエストロ
出演:桂右團治
物理的な制約はあっても、気持ちは縛られない
まだ制約のある中でですが19回目の
桂右團治落語会を開催することができました。
集まった者はみな
滑稽話で笑って
人情噺に心つかまれました。
演目
子ほめ コミュニケーションが繋ぐ人間関係
桂右團治師匠が入門されて最初に稽古された落語。
手水回し ことばは深くて、美しくて、面白い
上方落語も守備範囲の師匠。
関西がご出身の師匠ですが、
関西弁と一口に言っても、場所場所で微妙に違い、
勉強、研究が必要とのことです。
芝浜 夜明けの空模様の描写、絵画を見ているよう
数ある人情噺の中でも屈指の名作と言われている噺。
桂右團治師匠が描く登場人物の持つ様々な感情、様子に
これぞ人情噺、と大きく感情を動かされた。
人物のみならず、芝浜の海岸にたたずみ、
夜明けの空を眺め、その色の変化、グラデーションを
魚屋勝五郎に語らせる場面には圧倒された。
珈琲とワインで久しぶりにちょっとお話
コロナ禍前のように食事を共にすることは
まだ時期尚早ですが、
師匠を交え、静かで和やかな時間を共有できたのも
嬉しいことでした。
8年ぶり全面改訂三省堂国語辞典
まくらで師匠から三省堂国語辞典改訂版が
12月17日に発売されると案内がありました。
消えていくことば、追加されることばで
世相を知ることができます。
赤外線通信、着メロ、
スッチー、コギャルなどは消えるそうです。
辞書は重い、本棚の場所を取るからネット検索でよし、
と辞書を処分してしまったことを後悔しています。
この機会に辞書を購入しようと思った次第です。