都響プロムナードコンサート

サントリーホールでは、いつも期待を超えた
演奏や音楽家と出会うことができる。
3月20日(水)の都響プロムナードコンサートでは
指揮者、ヴァイオリニストともにこれからを期待したい
音楽家と出会った。

【プログラム】

  • スタンフォード:アイルランド狂詩曲第1番ニ短調op.78
  • コンゴルド:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op35
  • アンコール;クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリーズop6
  • ラフマニノフ:交響的舞曲op45
期待超えその一:ベンジャミン・バイルマン

今年36歳。ワシントンDC出身のヴァイオリニスト。

バイルマンとヴァイオリンが一体化して
生み出す音楽の心地よさに身を沈めた。
その響きは力強さが心地よく、華麗かつ繊細。
ホールを満たすピアニッシモの音色に深く感動。

アンコールの演奏は超絶技巧が芸術の響きとなって
聴衆を魅了した。

期待超えその二:キリアン・ファレル

今年31歳。アイルランド出身。今回が日本でデビュー。

タクトと体ががよく動く指揮者というのが第一印象。
そのタクトから生まれる都響のメロディーは
美しく、鮮やか。日本デビューの演奏を聴くことができた
のは幸運だと思った。