日時:2020年12月5日(土)15:00開演
シャンソンと聴くと芦野宏さん、石井好子さん、越路吹雪さん 淡谷のり子さん(この方もそうなんです)
など、おひとかたを除いてはとても、とても懐かしいお名前しか思い浮かびません。
おひとかたとは井関直人さんです。「シャンソンとは3分間のドラマである」と
言われる所以をこの方と出会って納得しました。
シャンソンと言えば「枯葉」「愛の賛歌」「オー・シャンゼリゼ」だと思っていた私が
歌詞の世界観を歌手それぞれの表現で演じて歌うのがシャンソンであると知り、
その魅力に気づくことになったのは井関直人さんのおかげです。
そのシャンソンを八王子で、SCENEのバーコーナーで楽しみました。
証券アナリストとしてイギリスで25年過ごし、現在は海外での仕事・生活の経験を活かし、
海外移住コンサルトとしてもご活躍のシャンソン歌手ダン岡崎のライブでした。
ライブ中のMCでも岡崎さんの視野、交友はworld wideであることがうかがえました。
学園紛争の真っ只中を通り抜けたこと、海外での様々なご経験を積まれたことは
シャンソン歌手としての魅力であり、強みだと思いました。
パーソナリティを務められる「ダン岡崎のシャンソン玉手箱」(八王子FM 土曜日19~20時)は
日本唯一無二と言っても過言ではない、シャンソンの原曲に浸ることのできる番組と紹介されました。
コンポーザー・ピアニストの川口信子さんが弾くRolandの響き、メロディーライン、
リズムに魅了されました。
〚今年、アメリカの国際的な作曲コンクール「John Lennon Songriting Contest」
上半期ジャズ部門でグランプリを獲得〛
というプロフィールも想像に難くないものと思いました。
セカンドステージ最初に川口信子さんの演奏「ウィンター○○」に聴き入りました。
終演後、お聞きしたにも関わらず、○○としか記載できないふがいなさが残念です。
初のCD、That’s All So Farがリリースされたとのことで、早速amazonで購入いたしました。
明日、手元に届く来ます。楽しみです。
【プログラム】
- ふるさとの山(ジャン・フェラ)
- 枯葉(イブ・モンタン)
- モンソー公園(イブ・デュテイユ)
- 想い出のマリッサ(シルビー・バルタン)
- 恋心(エンリコ・マシアス)
- サンジャンの私の恋人(リュシエンヌ・ドゥリール)
- パパと踊ろうよ(アンドレ・クラボー)
- イザベル(シャルル・アズナブール)
- ナタリー(ジルベール・ベコー)
- オー・シャンゼリゼ(ジョー・ダッサン)
- 北国の男(エンリコ・マシアス)
- 歌いながら(ミッシェル・サルドゥー)
- Let It Be Me(ジルベール・ベコー)
- Love me please Love Me(ミッシェル・ポルナレフ)
- 雪が降る(サルバトーレ・アダモ)
- ラ・ボエーム(シャルル・アズナブール)
- 帰り来ぬ青春(シャルル・アズナブール)
- ラストダンスは私に(ミッシェル・サルドゥー)
- 世界の果てに(シャルル・アズナブール)
『アンコール』
- セ・シ・ボン(イブ・モンタン)
- 太陽は燃えている(エンゲルベルト・フンパーディンク)
コロナウィルスの猛威が続く中、会場となったSCENEの換気対策は
- ビル全体のシステム15分に1回の換気
- 入り口、非常口開放
- 現在、新幹線と帝国ホテルにしか設置されていない換気装置を3か所に設置
の3種類を併用しているとのことです。
飛沫防止のシートについても、飛沫軌道を考えて
設置されていました。
声高に言わずとも、できることを粛々と実行される様子は
SCENEのホスピタリティの高さと、美しさそのものと
感じ入りました。
ワンドリンク付きのライブですが、
チーズと辛みの効いたクラッカーがシェフからサービスされました。
クラッカーの辛みにシェフのおもてなしが重なり、気持ちが温かくなりました。