アルフォーコinロゴスvol.4 ~熱き炎が再び燃え上がる~

夢空間La Musicaコンサート第38回

開催日:2017年12月16日(土)

場 所:日本基督教団ロゴス教会

出演者:『アルフォーコ』:<テノール>持木裕 澤崎一了 高柳圭 吉田連 <ピアノ>高田絢子

テノール4人とピアニスト1人の五人組ユニットアルフォーコは、一番若い吉田連さんも30歳を迎え、若手から中堅への架け橋を渡り始める時を迎えています。一人一人が自分の音楽を創りあげつつ、ユニット『アルフォーコ』の音楽にも磨きをかけてきた軌跡を実感できるコンサートでした。アンケート結果にもその成長を感じて楽しんでいる様子がうかがえました。

夢空間La Musicaのコンサートの中でも人気の高い『アルフォーコ』です。それにもかかわらず、ユニット名が正確に覚えられていないようです。アンケートにも「アルフィーコ」、「アルフォーゴ」などと書かれたりすることも少なくないです。アルフォーコ自身も体験することがあるそうです。誤りの呼び名もニコリとしてしまう響きではありますが、来年十周年を迎えるユニット『アルフォーコ』を正しく呼んでいただけるように伝え方を工夫したいと思います。

日本歌曲

舟歌

片思いの恋に思いをめぐらす私と目の前の情景(風に舞うアカシヤの紅葉した葉、川を行きかう船)の対比が團伊玖磨氏ならではの雅な曲調にのって浮かび上がります。

野の羊

コンサート会場、ロゴス教会隣接の放牧場では牛、羊がのんびり草を食んだり、日向ぼっこをしています。この歌のように、心の中で羊や牛と独り言のような会話をするのもいいかもしれない。と思わせる曲でした。軽快さと一人ぼっちの静かなたたずまいが美しい調和の世界を生み出していました。

九十九里浜

九十九里浜は砂浜と海と空が無限に広がっています。沖合の荒い波がその広がりにダイナミックな味付けをしていると感じます。男の世界!を思わせるこの浜を題材に、人間の理性では覆いきれない心模様が描かれます。切ないけれど、そこにとどまらない開放感も同時に感じられました。

霧と話した

五里霧中という言葉が浮かぶ歌です。片思いをこれほど的確に、切なく綴った曲、詩にはめったに出会いません。聴く者は自分が「わたし」になったように感じてしまいます。目と心に涙が溢れます。

 ちょっと一息

九十九里浜の名前の由来

刑部岬より太東岬の 66km の間を九十九里浜と呼ばれています。九十九里という地名の由来は鎌倉時代の源頼朝の命で、この海岸 に6町(1町約109m)を一里として海岸に矢を立てたところ、99本になったという言い伝えによるものです。この計算ですと64.746Kmになります。

 

ルフォーコそれぞれの夢

【高柳圭】

幼稚園時代はお巡りさん。今の夢は来年も健康に。

【吉田連】

保育園時代はジュウレンジャー。その後はプロ野球選手、そしてサッカー部に入ったけれど、音楽大学を目指すようになった。今の夢は健康に過ごし、おじいちゃんになっても楽しく歌を歌っていたい。

【持木悠】

高校まではサッカー選手になりたかった。今でもフットサルをやっている。今までにも300名以上の方の手相を見てきた。将来の夢は人を助ける手相鑑定の仕事で暮らしたい。

【藤崎一了】

サッカー選手になりたかった。日本舞踊も習っていた。将来の夢はスポーツなどで国を背負って競技するアスリートを応援する国家をどこかで歌いたい。

【高田絢子】

漫画家になりたかった。将来の夢は野菜作りの名人として尊敬するメンバー持木悠さんのお父さんのような野菜を作る高田ファームを作り、友人と自分が食べる野菜を供給したい。

オペラアリア

 

「魔笛」より お前の魔法の調べは         吉田連

「微笑みの国」より 君こそわが心のすべて     持木悠

「カルメン」より 花の歌             高柳圭

「道化師」より 衣装を着けろ           澤崎一了

舞台装置も衣装もないシンプルなコンサート形式ではありますが、その他の登場人物も存在しているように感じられ、舞台が大きく広がったように思われました。シンプルな舞台だからこそ聴く者は想像力がより大きく働くのかもしれません。

アルフォーコ5人の舞台経験が凝縮して、ロゴス教会会堂が一時オペラ劇場となりました。

カンツォーネメドレー クリスマスバージョン

クリスマスソングとカンツォーネが交互に登場しました。新感覚のクリスマスソングに一気にウキウキモードに突入しました。聴く方は驚きと楽しさでウキウキでしたが、アルフォーコは頭の中が混乱しないように相当緊張して頑張っていたようです。

サンタが街にやってくる ~ 帰れソレントへ ~ジングルベル ~カタリ ~ホワイトクリスマス ~ フニクリフニクラ ~ オーホ-リーナイト

 

お客様の声抜粋

アルフォーコの皆様は日本語を不自然さな曲に乗せているといつも感じる

オペラの名場面そのままだった

5人の息の合ったとても楽しいコンサートで、素敵な時間が過ごせました

歌はもちろん素晴らしかったですが、トークもとても楽しかったです

全員が心を込めて、館内に響き渡る歌声は私たちも大きなパワーをいただきました

テノールの歌声を身近に聴いて、男性だけの歌声もいいな~と思いました

至福の時をありがとうございます

今回で4回目ですが、これからも続くといいです

忙しい中、来てよかったです。充実の平日でした

 

 

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