森潤子の世界とクリスマスの風景

-アンサンブルオーロラがお届けするクリスマスコンサート―

夢空間La Musicaコンサート第29回

◆開催日:平成27年11月28日(土)

◆場所:日本基督教団ロゴス教会

◆出演者:河口三千代(ソプラノ)、武井直美(ソプラノ)、佐々木理江(メゾソプラノ)、渡辺美佳(ピアノ)

「市民による上質の催しを気軽に楽しめるようになること・・・イタリアのボローニャを理想と憧れつつ心から願うのです」(プログラム森先生ご挨拶より)と言われる森先生が台本・作曲を手がけられた、クリスマスを題材にした室内オペラ初演をクリスマス月間が始まる前日、教会で開くというタイムリーな企画となりました。

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大人のクリスマスソング

ソプラノ河口三千代さん、武井直美さん、メゾソプラノ佐々木理江さんにピアニスト渡辺美佳さんが加わり、森先生が名付け親となって誕生した「アンサンブルオーロラ」の美しいハーモニーが教会を包みました。

クリスマスソングメドレーは誰でも知っている曲が並びました。が、その歌声は心躍るクリスマスの中に込められたキリスト誕生への静かな喜びを秘めた敬虔なハーモニーに満ちていました。まさに大人のクリスマスソングでした。一方、もしかしたら馴染みの少なかったかもしれなDSC1128い曲については曲そのものを楽しむと共に、ヨーロッパの歴史、習慣に思いを馳せることができました。

 

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美しい日本語にも耳を傾けるオペラ「クリスマスのおはなし」プロローグと五景

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話しは現在の八王子に住むおじいさんと孫の女の子の対話から幕を開け、一足飛びに二千年ほど昔のナザレの町に舞台は移ります。そしてイエスキリスト誕生を祝うお話しが始まりました。

教会の会堂を使う、少ない人数で行うオペラという条件を踏まえ、演奏者は様々な工夫を懲らし、一人何役もこなし、ピアニスと渡辺美佳さんは語り手、宿屋のご主人も演じる活躍をみせました。お客様が「クリスマスのおはなし」に入り込めるよう作り込みました。また、森潤子先生はロゴス教会の様子を十分に考慮した上でこの室内オペラの台本・作曲を手がけてくださり、教会で行うオペラとしてこれ以上ふさわしいものはないのではと思われる舞台となりました。

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何となくは知っていた「東方の三博士」のことも理解が深まったのではないかと思われます。プログラムに載せた東方三博士のイラストはわさび・かずみ氏が制作されました。

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オペラ上演の後、演奏されたシューベルト「アヴェ・マリア」をいつもとは違がった心持ちになったのではないかと思います。最後に会場全員で歌った「きよしこの夜」の響きには特別の輝きがありました。

 

 

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こんな感想が寄せられました

久しぶりに賛美歌を聴かせていただき、心洗われる時間を過ごしました。

今日のような心慰められる機会に出会い、来てよかった。

帰り道、ホワイトクリスマスを口ずさんでいます。

森先生がかっこよくていらっしゃいました。

 

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