JAZZ LIVE 音を描くvol.4

日時:2019年11月2日(土)18:00~

場所:ヴィ・マエストロ

出演:華岡将生(フルート) 須古典明(ギター)

 

ピアニッシモで伸びるフルートの音色にジャズフルーティスト華岡将生さんの懐の深さを、エッジの効いた心地よいリズムを刻むジャズギタリストの須古典明さんの計り知れない技量を、改めて味わう至福の時間がヴィ・マエストロに流れました。

 

プログラム

DREAM

小さい秋見つけた(須古さんアレンジ)

アルビノーニのアダージョ

SUNNY

WHAT’S NEW

MICHELLE

月の沙漠(須古さんアレンジ)

TRISTE

旅立つ秋に

GREEN SLEEVES

エマニエル

紅葉(須古さんアレンジ)

NIGHT AND DAY

 

見上げてごらん夜の星を

 

須古典明さん編曲の童謡・唱歌

子供のための歌という印象が強い童謡、唱歌。しかし、その歌詞をじっくり読む時、大人は様々な事柄を読み解こうとします。調べてみると、童謡の歌詞に作詞者が込めた思いは深く、そして心打たれるものであることを知ります。

須古さんアレンジの童謡、唱歌は郷愁、故郷といった言葉を思い起こさせると同時に、童謡、唱歌に込められた深い思い、意味を須古さんならではのメロディ、リズムで描きます。

 

 

曲の合間に聞くお話で曲について初めて知ることがあったり、曲を聴きながらそういえば、、、と疑問に思うことがあったりで、雑学を得ることもあります。今回、童謡、唱歌を楽しみながら知ったこと、調べたことがありました。

 

1.月の沙漠
今の今まで「月の砂漠」と思っていました。
作詞者の加藤まさを氏は海岸の砂は瑞々しいからざらつくイメージの「砂」はそぐわないと「沙漠」と表記した。(華岡将生談)
「沙」には砂浜の意味があると知りました。

ちなみにこの童謡の舞台は千葉県の御宿海岸と静岡県焼津市の吉永海岸、2つの候補があるそうです。

 

2.紅葉 黄葉 褐葉

「こうよう」「もみじ」は漢字で書くと「紅葉」と思っていました。試しに漢字変換してみたら両方の読み方で「黄葉」も出てきました。

狭義には、赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と呼ぶが、これらを厳密に区別するのが困難な場合も多く、いずれも「紅葉」として扱われることが多い。(出典:Wikipedia)

 

エマニエル

華岡将生さん:「8小節の美しい曲エマニエル」

お客様:「エマニエル婦人?」

華岡将生さん:「いや、それとは違います」

お客様ほとんど全員の心の声:「じゃあなんだろ???」

 

 

静かに息の長いフルート演奏はビロードの肌触り、深い哀愁を漂わせ、優しいのに心にずしんと響きます。ギターがフルートに何事か語りかけます。最後の最後にフルートが美しく、震えるように長いピアニッシモで終息するとき、深いため息がこぼれました。

 

作曲者ミッシェル・コロンビエ、Wikipediaを見ると、ジャンルでは括りきれない人のようです。

 

見上げてごらん夜の星を

多くのお客様が思わずハミング、やささやかな歌声を響かせました。心温まる瞬間でした。

 

もう一つのお楽しみ

 

華岡さん、須古さんとお客様の間で、お客様同士で会話が弾みます。あっという間に時間が流れていきます。