Christmasアイリッシュハープコンサート vol.4

日時:2019年12月21日(土)18:00~

場所:ヴィ・マエストロ

出演:梶伸子(アイリッシュハープ)

エンヤやケルティックウーマンなどのアーティストたちの活躍もあり、日本でも広く知られるようになったケルト音楽で楽しむクリスマスコンサートを開催いたしました。

ケルト音楽を奏でる楽器と言えば、フィドル(ヴァイオリン)、ティンホイッスル(ブリキや真鍮、プラスチックといった安価な素材で作られていることが大半)、バグパイプ、そしてアイリッシュハープなどがあります。

アイリッシュハープの哀愁を感じさせる柔らかく乾いた音は、テンポの遅い幻想的な曲にはなくてはならない楽器です。

アイリッシュハープにも様々な種類があり、梶伸子さんが演奏する22弦の小さなアイリッシュハープ「イブ」はその中でも一番小さいタイプのものです。

アイリッシュハープを聴くのは初めての方もそうでない方も、美しい静寂の響き、音色を全身で楽しみました。

誰もが無垢な心持ちになれそうな時間でした。

「大人の幼稚園」と名付けたいと思いました。

 

プログラム

シチリアーノ

ブライアンボルーマーrチ

シーベクシーモア(小さな妖精の丘 大きな妖精の丘)

エレノワ・プランケット(曲を進呈した人の名前)

ジョウージ・ブラバス(曲を進呈した人の名前)

ラメンテーション

フェアウェル・リバプール

ロバのクリスマス

ウィー  ウィッシュ  ユー  ア  メリークリスマス

ファーストノエル

グリーンスリーブス

クライストチャイルドララバイ

ジュピター

 

イントロを聴いて曲名がわかった人はいたのでしょうか。軽快なリズムと共に弾むように、子供がクリスマスを待ちわびるワクワク感が詰まったWe Wish You A Merry Chiristmasとは全く異なり、静かな祈りと共に祝うクリスマスをアイリッシュハープが描きました。

 

梶伸子さんが紹介する歌詞に耳を傾けた後聴く「ジュピター」はアイリッシュハープの哀愁含んだ音色と相まって、いつにも増して印象深く響きました。

ジュピター

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で つながってる
果てしない時を 越えて輝く星が
出会えた奇跡 教えてくれる

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙(そら)の御胸(みむね)に抱かれて

私のこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じて あげられないこと

愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない

心の静寂(しじま)に 耳を澄まして

私を呼んだなら どこへでも行くわ
あなたのその涙 私のものに

今は自分を 抱きしめて
命のぬくもり 感じて

私たちは誰も ひとりじゃない
ありのままでずっと 愛されてる
望むように生きて 輝く未来を
いつまでも歌うわ あなたのために

 

アイルランドの音楽のテーマは3つ

1.楽しい曲  2.悲しい曲  3.眠りの曲

 

お客様「半音ってどうやって出すの?」

梶伸子さん「上についているレバーを操作して出します。半音階の調整は各弦ひとつひとつを左手で操作しなければならないので、複雑な音階や頻繁に途中転調する曲、臨時記号の多い曲などは無理ですね」

みんなで歌う「ロバのクリスマス」単純なメロディの繰り返しですが、いつまでも歌っていたくなる懐かしさを感じるメロディです。

Christmasにちなんでチキンもメニューに加わりました。