バスクラリネット

京王高尾線山田駅近くのロゴス教会をお借りして、コンサートを始めて今年で5年目を迎えました。夢空間La Musicaのコンサートは身近なところで、日常の一コマで音楽を楽しむことをコンセプトとして掲げています。今年になり、高尾駅南口のバスロータリーに面した珈琲&ワインダイニング「ヴィ・マエストロ」との協働が始まり、このコンセプトを実現する場が新たに一つ加わりました。ここでは食事付きコンサート、桂右團治師匠の定期落語会を開催します。%e7%ac%91%e9%a1%94%e3%83%9a%e3%83%b3%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93%e3%83%90%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%a9%e5%90%b9%e3%81%8f%e6%84%9b%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93

10月2日(日)バスクラリネットランチタイムコンサートを開催いたしました。プログラムはバッハ無伴奏チェロ組曲より4曲、ブラームスのハンガリアン舞曲、ドヴォルザークのスラヴ舞曲など、どなたもどこかで聴いたことがあると思われる曲目が並びました。見るからに重いと感じるバスクラリネットの重厚な音色にはなるほど、なるほどと思い、軽快な節回しには奏者野畑愛さんの力量かと感動を覚えました。無伴奏チェロ曲の後で登場したピアニスト渡辺美佳さんがキーボードの電源を入れずに演奏を始めてしまったのはご愛敬でした。ピアノとキーボードでは鍵盤のタッチも違い、表現が難しいかったと思いますが、聴く者にはそれを感じさせないのは%e4%bc%9a%e5%a0%b4%e9%a2%a8%e6%99%af%e5%ba%83%e3%81%84さすがです。演奏中の笑顔も素敵でした。

ランチタイムを挟んだ後半、チャルダッシュは途中でバスクラリネットからクラリネット(ソプラノ・クラリネット)へ持ち替えての演奏となり、クラリネットの種類の違いを味わう場面もありました。愛の賛歌、埴生の宿などはお客様も思わず口ずさむリラックスした雰囲気がヴィ・マエストロ全体に広がりました。

今回はランチということでドリンクのアルコール類設定はどうでしょうかと迷いましたが、蒸し暑い気候も手伝ったのかビールの人気も高く、またコンサートの合間のリラックスにはワインがお似合いなのか、心配は杞憂に終わりました。ヴィ・マエストロのランチプレートもビールやワインがお似合いのメニューでした。メニューは次の通りでした。

パニーニ(イタリアの具だくさんなサンドイッチ) イチジクと生ハム ピクルス 鶏もも肉とキノコの白ワイン煮込み 茄子の田楽ホタテとタコ添え