ジャズライブ Project Weavers

夢空間La Musicaコンサート第36回
開催日:2017年9月23日(土)
場 所:日本基督教団ロゴス教会
出演者:佐藤公淳(サキソフォン&フルート)&ケヴィン・マキュー(ピアノ)

 


 

 

 

 

前日からの雨も上がり、秋の空がのぞく土曜の午後、Project Weaversとして活動を始めて15年になる佐藤公淳さん(Sax&Fl)、ケヴィン・マキューさん(Pf)を迎えて1年ぶりのジャズライブを開催いたしました。

・手に届きそうな空間で素晴らしい演奏に触れることができて、幸せな時間でした
・意外と深い素敵なサックスの音色と軽快なピアノ、秋の午後にふさわしい会でした
・なかなか聴く機会のない生演奏がとてもよかった。独り占めしているみたいでした
・ピアノを楽しそうに弾くマキューさんにつられてこちらも楽しくなりました。靴を脱いでの演奏カワイかったです
このような感想とともに、演奏曲目ごとに感じたことも書いてくださり、来場いただきました方々の気分の高まりを演奏者、夢空間La Musicaともに嬉しく拝見させていただきました。

 

 

 

プログラム抜粋

『A列車で行こう』
おなじみの出だしから始まりはしましたが、あまり出会ったことのないテンポ、リズムが展開していく様子に何々?と思いつつも、規則正しいリズムにはない物語の世界に身を置く楽しさにあふれていました。昨年9月まで12年間ニューヨークで暮らし、日常的に利用した地下鉄の様子を佐藤公淳さんが音で描き出しました。ケヴィン・マキューさんとの息もピタリとあって、15年間はぐくんだ阿吽の呼吸がニューモアに富んだ演奏となりました。「地下鉄はニューヨークの中央線版」と佐藤公淳さんは評しました。最近は夢空間La Musicaが日常的に利用する京王線も何やら似た状況のように思います。

『September Song』
ピアノは秋の柔らかな輝きをみせる光、サキソフォンが切ない大人の愛の感傷を表現。人生の9月(秋)、瞬間、瞬間が貴重な時間となった大人の思いが感じ取られました。なじみのある曲もその内容を正しく知ってみると、違った気持ちで聴くようになりそうです。

『Yesterdays』
「Yeysterday]ではなく「Yesterdays」です。この曲について調べました。1933年ブロードウェイミュージカルで発表され、1935年に映画に使われました。映画では若い時、喜びに満ちた自由で、燃えるような暮らしを送り、最期の時を迎えた老婦人へ愛情をこめて歌われていました。フルートとピアノが自在に歌う様はこの老婦人の豊かな人生を思わせました。
アンケートに「フルートとピアノのコンビネーションが映画のワンシーンにいざなう」とありました。ご存知の方がいらっしゃったことに驚くと同時に、嬉しい気持ちになりました。

 

交流タイム

休憩時間に来場された方々と演奏者の交流タイムを設けました。
10年サキソフォンを習っているという男性からの演奏技術について、舞台で上がらない術などの質問に飾らない言葉で一つ一つ丁寧に話される佐藤公淳さん、質問の意味を正確に理解できない場面では佐藤さんが英訳して、日本語で丁寧に答えるケヴィン・マキューさん。話の内容もさることながら、お二人の人柄がにじみ出た時間でした。
「お二人との対話もよかった」「お話が聞けたのがよかった」という感想も寄せられました。

 

 

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